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資金の出し手と取り手の間に金融機関が介在し、プロとしての判断を行いながら橋渡しをしていく方法を間接金融といいます。
日本の事業金融は、従来この方法が主流ですが、最近個人でも事業会社の事業リスクを取ってもよいという人々が出てきています。
例えば、銀行に預金する代わりに、証券会社を通して各事業会社の発行する債券を購入するという方法が行われるようになってきています。
この方法ですと、仮に債券を発行した事業会社が倒産すると、債券が満期になっても償還されない可能性があります。
しかし、一方で直接事業会社の発行する債券を買うことによって事業会社の事業リスクを負うわけですから、銀行預金よりは利回りが良いのが通例です(ハイリスクハイリターン)。
このように、事業会社が一般の投資家から直接資金を集める方法を直接金融といいます。
さて、資金余剰部門から資金不足部門への資金還流の方法として、間接金融と直接金融の両方があることをみてきたわけですが、次に、直接金融の部分についてもう少し詳しくみてみましょう。
1975年から94年までに日本企業が行った直接金融の概略です。
国内と海外の両方について数字がありますが、まず、国内について述べますと、社債として分類できるものに、普通社債、新株引受権付社債(ワラント債)、転換社債の3種類があります。
それぞれの社債については後で詳しく説明しますが、東京株式市場が好調だった89年は転換社債が26.7%、また各企業が直接株式をマーケットで新規発行する公募増資が21.8%、海外の新株引受権付社債および転換社債が35%と株式関連で83.5%を占めています。
一方、株式マーケットが低調だった92年、93年は普通社債の比率が上昇しており、92年では、国内普通社債が33.5%、海外普通社債が36.1%と、合計で69.6%に達しており、これら調達の方法は内外のマーケットコンディションにより大きく変化することがわかります。
このように、直接金融の部分でも、いろいろな選択肢があるわけですが、資金を調達する事業会社としては、どのようなマーケットコンディションにも対応し得るような体制づくりが肝要といえます。
同時に資金の出し手である投資家も、その時々のマーケットコンディションによりどの選択肢を選ぶかでその投資利回りが大きく異なってくることから、何に投資するかはまさに大変重要な判断といえます。
金余りの日本と恒常的資金不足の発展途上国。
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